災害から学ぶこと

明日１月１７日は、阪神淡路大震災が発生してからちょうど２４年となります。この日を境に、日本のボランティアの環境が

激変し、ボランティアという行為が段々と社会的な資源として認識されるきっかけとなっていきました。

私自身、この年は大学生の最後の年であり、自宅でテレビをつけ朝のニュースで兵庫県の震災による甚大な被害状況を伝える様子を見る中で

関西地方で大震災が発生することの驚きを隠しきれずにいました。

隣で兵庫県や関西エリアで教会のボランティア宣教師をしていた友人が、駅前の風景があまりにも変わってしまった様子を見て、絶句していたのを今でも鮮明に覚えています。

現在の訪問介護の仕事に関連することですが、阪神淡路大震災の後、震災への備え、災害時のボランティアの組織的な対応、そして災害弱者と呼ばれている高齢者、障がいのある方への支援について、少しずつ問題の提起がされるようになってきました。

現在、弊社事業所の介護サービスを利用されているお客様は１００名を超えていますが、災害発生時の安否確認、衣食住の環境整備、そして介護サービス等の環境整備等、まだまだ解決されていない課題も多く存在しています。

昨年も日本の各地で災害が発生するたびに、私たちの事業所で少しでも備えとして出来ることはなんだろうか、と自問していました。

２０１９年を迎えて、そういった思いを行動として具体化していけるように、常に意識をして仕事に向き合っていきたいと思います。

合同会社ゆい・ゆい　代表　長尾克也