令和元年の終わりに

今日で令和元年が終わります。

様々な事柄があった１年でした。

来るべき年も、課題は山積をしていますが、職員一同一丸となって、質の高い介護サービスの提供を積み重ね、地域において福祉の担い手として貢献できる企業になりたいと思っております。

 

関係者の皆様には、大変お世話になった１年でした。

 

最後に職員研修にて、研修担当スタッフが紹介してくれた「詩」を掲載して結びとしたいと思います。

 

贈りもの

 

贈りものをしよう

大切な人に贈りものをしよう

ほころぶ顔を思いながら

精一杯の思いをこめて

贈りものをしよう

安くてもちっぽけでもいい

手間ひまかけてていねいに包み

小さいカードにまごころを添えて贈ろう

「君が好きだよ」

「元気を出してね」

「一緒に頑張らろうよ」

そのひとことで生きる勇気のわくことばを贈ろう

「僕が悪かった」

「君が必要なんだ」

「もう一度はじめよう」

その決心で世界が変わる贈りものを

たったひとりのあなたへ

さらには名もしらぬあなたへ

時にことばにさえできない思いをこめて

決してお返しのできない贈りものをしよう

おなかがすいて動けないひとにおいしいごはんを

家を焼かれた子どもたちにあたたかいベッドを

自分の家族に贈るつもりで贈り続けよう

わたしもわたしを贈られたのだ

 

輝くいのちを

互いにふれあうからだを

世界を味わうこころを贈られたのだ

さわやかな六月の朝を

胸にしみる十二月の夕暮れを

ささやかな家族を

かけがえのない友人を

才能を仕事を試練を成長を驚きを夢を乾杯を

永遠に宿すこの瞬間を

贈られたのだから

あふれんばかりに贈られたのだから

たくさんの時間を犠牲にし

いっぱい痛い思いをして

贈りものをしよう

 

なにかも失った人に

みんなから見捨てられた人に

あなたの痛みにつながりたいと

そっと差し出す一本の手を贈ろう

その手を握ってくれた

あなたそのものが

わたしへの最高の贈りものだから

その瞳に奥で

目にみえないはずの贈りものさえ

一瞬ゆらめくから