ある日の出来事

介護職の仕事の中に食事作りがあります。

ある利用者様の家に訪問しました。

その方は、訪問のサービスを利用するのは初めてで、何をどうすればよいのか、少し不安の様子でした。事前の打ち合わせでおおよその内容、行うことの手順や、必要な物、道具の場所など事前に話し合いしています。

　いざ当日、本番です。ご本人より当日の昼食夕食の調理申し出です。食材は購入してありそれを使用してほしいとのことでした。事前打ち合わせでは、近くのスーパーまで買い物に行き食材を購入し調理する、好き嫌いは無いのでなんでも大丈夫とのことでしたが、（初日から予定が変りすみません）のお言葉をもらいこちらも（問題ないですよ）と笑顔で答えると、ご本人もにっこりとされ安心した様子です。その場でメニューを考え、調理メニューを伝えると、お願いしますとの言葉を、一つ返事で答えて頂きました。

　本番です。冷蔵庫にある食材の把握、食べる量、時間配分を考え調理開始です。献立は

昼→ごはん1膳（冷蔵庫に冷凍したものがありそれを利用）・豚汁（冷蔵庫内の食材を利用し昼夜で半分）・焼き鮭・サラダ。夜→ごはん１膳・豚汁・キャベツのコンソメ煮を調理し途中で味見等をしていただき、調理終了です。

夜の食事をタッパーに、熱を冷まし冷蔵庫に収め、昼の食事はお盆に、配膳ルール通りに並べ本人にお出しし、確認説明を行い召し上がって頂き、その間に様子を伺い、片付け他の雑務を行いました。食事が終わると感想を述べられ、（豚汁の中にタケノコの水煮が入ると、なおおいしい）との言葉を頂き、（早速次回に気を付けます）と伝えると（大丈夫、夕食も楽しみだ）と笑顔で答えていただき、皿などを片付けて終了しています。その後、記録用紙に記入し、挨拶をし、退出しその日の事柄をメールにて伝えて終了、直ぐに次のケアに車で向かいました。

ある日の２時間の出来事です。B・I