考え方の違い　S、K

10人十色とはよく言ったものだな、と思う事がよくあります。若い時は、自分の考えが平均的だと思って過ごしてきました。いやいや、自分の考えがすべてと言っても過言ではないくらいです。しかし、あらゆる人との出会いで、それが違う事に気づく場面に徐々に出会ってきました。本日は、そのような体験の一つをお話したいと思います。
皆さんは、海外旅行は好きですか。海外旅行は好きだけど、住むとなると又、別でしょうか。
以前、私は、銃社会である国に住んでいる人達は、何故そんな危険な所に敢えて住んでいるのか疑問でした。そして、その様な話を海外の方とする機会があり、そのことを質問してみました。海外の映画やドラマで観る、一般市民が巻き込まれる銃の事故や事件は、とても怖いです。すると、その海外の方は、
「あなた達の国（日本）は、大きな地震があるでしょ。そっちの方が、怖いわ。どのくらいの被害が出て、犠牲者が出ているか知っているでしょ。何故、いつか（いつ来てもおかしくない状況で）大地震が来ると分かっているのにそこに住んでいるの？」
と、返事が返ってきました。数秒固まりました。私にはなかった考えだったため、驚愕する発言でした。決して、地震について無関心なわけではありません。しかし、避難訓練や防災グッズを揃えたりすることは考えても、この地域から離れる事は考えたこともありませんでした。「銃を持っていないと、強盗などが来た時に家族を守れない。」という考えも同じようなことかもしれませんね。
コミュニケーションを取るに当たって、自分の考え方を軸に話していると、誤解を与えていることも多いかもしれないな、と知った出来事でした。
2022年7月10日